不動産ニュース / その他

2011/2/9

第1回中古住宅・リフォームトータルプラン検討会「消費者に安心と魅力を提供する市場に」/国交省

 国土交通省住宅局住宅生産課は9日、第1回「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」(座長:高木佳子弁護士)を開催した。
 
 同検討会は、2010年6月18日に閣議決定された「新成長戦略」で掲げられた、中古・リフォーム市場整備のための具体的施策をまとめたトータルプランの検討を目的に設置されたもの。

 今後、月1回のペースで検討を重ね、リフォーム市場、中古住宅市場それぞれの活性化について議論したうえで、「中古・リフォームトータルプラン」を作成する。
 5月下旬には素案を作成してパブリックコメントを行ない、6月下旬には案を固めたい考え。

 第1回目にあたる今回は中古住宅流通・リフォーム市場の現状確認と、市場拡大に向けた方策について検討がなされた。

 リフォームについては、消費者が安心してリフォームできるよう、リフォーム瑕疵保険の充実や、消費者の相談体制の整備推進の必要性が、また、インターネットなどを利用した事業者情報の提供や、多様なプレイヤーの参入促進、住宅エコポイント制度のエコリフォームのような新たな助成制度の整備の必要性を確認した。

 中古住宅については、既存住宅売買瑕疵保険の保証対象を拡大するほか、各施策との組み合わせによる住宅履歴情報の蓄積を推進、また、インターネットなどを利用した良質な中古住宅が購入できるサイトの整備など、消費者が安心して中古住宅を取得できる窓口整備の必要性などが挙がった。また、住宅の評価に応じた査定の仕組み構築や融資や税制などにおける新築以上の優遇措置などが提案された。

 今後の課題としては、耐震基準を満たしていない物件への対応や不動産会社や建築会社の知識向上、消費者への情報提供の整備といった意見が述べられた。

 同検討会委員については同省ホームページ内PDFを参照のこと。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆