不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/2/17

分譲事業で在庫圧縮を進め、黒字転換/日本エスコン10年12月期決算

 (株)日本エスコンは15日、2010年12月期決算を発表した。

 当期(10年1月1日~12月31日)は連結売上高は150億7,900万円(前年同期比▲44.6%)、営業利益14億9,700万円(前年同期:営業損失74億2,400万円)、経常利益6億9,000万円(同:経常損失91億5,900万円)、当期純利益5億2,200万円(同:当期純損失86億8,500万円)と黒字転換した。
 当期は、コスト削減や財務基盤の強化を図るとともに、在庫の早期販売など資産のスリム化を推進。また、社債買入消却益16億500万円を計上する一方、同社保有の固定資産について直近の市場環境を勘案し、特別損失として減損損失17億円を計上した。

 主力の分譲事業では、前期末在庫135戸を30戸に圧縮するなど、販売を促進、売上高40億4,100万円(前年同期比▲71.4%)、営業利益2億7,900万円(前年同期:営業損失23億4,300万円)となった。

 不動産企画販売事業は、福岡県糟屋郡における商業施設の売却収入および仲介案件などの売上を計上、売上高44億2,900万円(前年同期比1,047.1%増)、営業利益4億700万円(前年同期:営業損失11億9,500万円)と大幅な増収となった。

 不動産関連業務受託事業は、リノベーション事業における業務受託などのコンサルティング業務を中心に、売上高2億2,6000万円(前年同期比104.8%増)、営業利益7,100万円(同193.2%増)と増収増益となった。

 アセット開発事業は、資産の圧縮に注力し、「福岡春日プロジェクト」における戸建エリアの一部売却および保有物件の賃料収入により、売上高63億7,900万円(同▲48.2%)、営業利益12億3,300万円(前年同期:営業損失33億2,700万円)となった。

 次期(11年1月1日~12月31日)の連結売上高は112億円、営業利益12億円、経常利益5億円、当期純利益4億9,000万円を見込んでいる。

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