シービー・リチャードエリス(CBRE)は21日、「不動産投資に関するアンケート」結果を発表した。
東京主要の各セクター(オフィス、賃貸マンション、商業施設、ホテル、倉庫)の期待利回り水準などを把握するため四半期毎に実施しているもの。不動産投資にかかわる201名を対象に1月6~20日の期間、メールによるアンケート調査を実施し、136件の回答を得た。
オフィスの期待利回り(NOIベース)は、東京・大手町が4.40~4.70%(前四半期比:下限が10bps上昇、上限が変化なし)、大阪は6.50~7.00%、名古屋は6.70~7.10%で、いずれも前四半期と変わらずほぼ横ばいとなった。
そのほか、賃貸マンション(ワンルーム)、商業(銀座中央通り)、倉庫(首都圏湾岸部)の期待利回り(NOIベース)は前四半期と下限・上限とも変化がなく、賃貸マンション(ファミリー)については、下限・上限ともに10bps低下、ホテル(運営委託型)は、下限のみ30bps上昇した。
また、東京のオフィスビルの「不動産取引量」、「売買取引価格」、「NOI」、「期待利回り」、「金融機関の貸出状態」および「投融資取組スタンス」の各項目について、1年先の状況を訪ねた設問の回答結果(DIとして集計)は、Aクラスビル・Aクラスビル以外のすべての項目において前期を上回って改善するとの予測となった。
アンケート詳細は同社ホームページ(http://www.cbre.co.jp/JP/Media_Centre/Pages/Release110221.aspx)より。