積水化学工業(株)住宅カンパニーは22日、3世帯向け戸建住宅「3世代ハイムかげやまモデル」を、3月1日(火)より発売すると発表した。
同商品は、立命館大学陰山英男教授とのコラボレーション企画、“子どもが賢く育つ家”の戸建住宅「かげやまモデル」を3世代向けに開発したもので、2世帯住宅検討層に向け、子どもの教育・しつけ・交流効果を軸に3世代にわたる住まい方を提案している。
「かげやまモデル」は、子どもが賢く育つための要素を間取りや設備に取り入れた住宅。今回提案した同商品では3世代向けの工夫を提案している。「子どもがどこでも学習できる場所づくり」として、両親が不在の間にも祖父母に見守られながら学習できる環境として、祖父母が使うLDKにも「カウンターデスク」を設置する提案や、祖父母の居室にも各世代が共通の辞書や本を置けるスペース「どこでも本棚」を用意した。また、「3世代の適度なコミュニケーションの演出」として、3世代の共有スペースにメッセージボードを設置。さらに、祖父母との語らいのための和室、文化や季節の変化を意識した3世代共有のギャラリーを配置することで、子どもに日本の文化や伝統を伝えやすくする工夫も施した。
販売平均価格は1坪当たり60万~70万円程度で、販売目標は2011年度300棟を計画している。
記者説明会で、同社住宅事業部 住宅事業部長の村上和正氏は、「都心部の若年層共働き夫婦向けに、育児支援の一環として同商品を提案していきたい」などと語った。