不動産ニュース / その他

2011/2/25

「環境」を軸に保有資産見直し、企業価値高める/東急不動産グループ

「景気は底を打ったと実感している」と語る東急不動産(株)金指社長
「景気は底を打ったと実感している」と語る東急不動産(株)金指社長

 東急不動産グループは24日、「ザ・キャピタルホテル東急」(東京都千代田区)で記者懇親会を開催した。

 冒頭挨拶した東急不動産(株)取締役社長・金指 潔氏は、「世界的な不況の中、昨年までは厳しい状況が続いたが、一進一退ながら、マンション、オフィス、小売ともに一時期に比べれば回復基調にあると感じている。昨年、この席で『底を打った』と申し上げたが、今はそれがますます実感できる」などと語った。

 また、「当社は今年度が中期計画の最終年度となるが、近年の景気の影響で大幅な修正で着地することになる」とし、「現在、5年先、10年先の当社のイメージを社員と語り合いながら考えている。これからは、数字の積み上げよりも、企業風土づくりを重視した展開をしていきたい。今の時代は、やり様によってはやりがいのある時代。社員には、やり方を変えていこう、と話している。アグレッシブな目線で行動していきたい」と抱負を述べた。

 今後の事業展開については、「『環境』を軸に、今一度保有資産を新しい目で見直し、企業価値につなげていきたい」としたほか、JREITの育成、今春オープンする二子玉川(東京)、阿倍野(大阪)の商業施設事業での『東急らしいモールづくり』などに対する意欲も見せた。

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