(社)不動産流通経営協会(FRK)は24日理事会を開き、2011年度事業活動の基本方針案を承認した。
同年度は、国土交通省成長戦略会議で示された「質の高い新築住宅の供給」と「中古住宅流通・リフォームの促進」を両輪とする住宅市場の活性化、および住生活基本計画(全国計画)の見直しに対応し、既存住宅流通促進に向けた政策提言を行なう。また、協会会員向けの「FRKバリューアップモデル」(耐震診断、インスペクション)の普及促進のための改善策検討、「流通新時代」における望ましい税制のあり方の調査研究、既存住宅流通量等FRK指標の公表などを継続実施する。
一方、新たな調査研究事業として、「住宅価格査定手法」のFRKモデルの研究・検討を盛り込んだ。一戸建てにおける土地・建物独立評価・合算方式や、耐震診断やインスペクションの実施結果やメンテナンス・リモデリング履歴の価格への反映について、検討を行なう方針。