ヒューリック(株)は15日、所有する寮を賃貸マンション「ヒューリックコート 雪が谷」(東京都大田区、総戸数108戸)に建て替えたと発表した。
老朽化に伴い進められた建替事業で、建替え後の建物は鉄筋コンクリート造地上5階建て、敷地面積3,856平方メートル、延床面積7,019平方メートル。東急池上線「雪が谷大塚」駅が利用でき、都心へのアクセスが良く、洗足池公園や、商業エリアとして人気の自由が丘にも近接している。
デザインコンセプトを「ガーデン」とし、公園や歩道の緑に加え、中庭を取り囲むように各住戸を配置。外壁には、土を意識させる茶色の石器質タイルを採用した。
なお、同社は、保有ビルの建替え時における環境配慮設計に取り組んでおり、同物件では、(1)全住戸が住宅エコポイント対象住戸で、高効率給湯機「エコジョーズ」やサッシにペアガラスを採用、(2)住宅エコポイントの即時交換(申請中)を利用し、南棟の屋上にソーラーパネルを設置、また、共用部の照明すべてをLED化、(3)工場生産したコンクリート部材を工場現場に搬入し組み立てる「プレキャスト工法」を採用するなど、CO2の発生を抑制している。同社でプレキャスト工法を採用した建物は、今回で6棟目になる。
居室面積は45~65平方メートル(1LDK~3LDK)、三菱地所リアルエステートサービス(株)に一括賃貸する。