(株)三菱総合研究所(三菱総研)と(株)博報堂は25日、環境・健康・コミュニティといった行政課題を解決するまちづくりを行なう「プラチナシティ」開発モデルをまとめ、5月25日に行なわれるセミナー「2011年度第1回プラチナ社会研究会」にて紹介すると同時に、「プラチナシティ・プロジェクト」の新規参加企業を募集していく。
「プラチナシティ」とは、環境的、健康的、コミュニティ、経済的側面を両立した「持続可能なまちづくり」で、低炭素かつ世代間の交流があり、高齢者でも若い世代でも満足度が高く、結果として資産価値の落ちないまちを意味する。
複雑な課題を総合的に解決するために、各施策が連携し合い多面的に循環する仕組みを導入することで、行政コストの抑制と住民の生活環境の向上を両立させ、自治体経営としても持続可能なまちの実現をめざす。
両社は、三菱総研が10年4月に発足した「プラチナ社会研究会」にて、「郊外型プラチナシティ計画策定プロジェクト」を協働で発起し、半年間以上に渡り、35の企業、自治体、組織とともに、環境、高齢化、コミュニティ、それぞれの課題について、包括的に都市を開発することで解決する手法として「プラチナシティ」開発モデルを検討してきた。
その結果、11年3月中旬に「プラチナシティ」の実現に向けての具体的な計画手法の開発が終了し、同年5月25日の「2011年第1回プラチナ社会研究会」の特別テーマ講演として発表することとなった。
発表を機に、新規参加企業も募集し、日本の新しいまちづくりを積極的に提案する企業の参加を促していく。
また、同セミナーには、北欧や中国などで環境都市の設計コンサルティングを手がけているスウェーデンのSWECO社の幹部を招いて、実際に展開されている環境都市についても紹介する予定。
詳細は下記のとおり。
■2011年度第1回プラチナ社会研究会
日時:2011年5月25日(水)13:30~16:30
場所:東京港区高輪3-13-3 ガーデンシティ品川1階 ボールルームイースト
申込み・問合せ先:三菱総合研究所ホームページ(http://www.mri.co.jp/NEWS/seminar/mri/2011/2027811_1518.html)を参照