不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/5/12

マンション市況回復受け、完成工事高2ケタ増/長谷工11年3月期決算

 (株)長谷工コーポレーションは12日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は4,404億2,900万円(前期比4.8%増)、営業利益は233億2,700万円(同36.3%増)、経常利益は191億3,800万円(同35.1%増)、当期純利益は101億3,700万円(同74.4%増)。マンション市況の回復を受け、主力の設計施工関連事業が順調に業績を伸ばしたほか、建設資材の値上がりが想定以下だったため完成工事総利益率が大きく向上したことで、大幅な増益となった。

 設計施工関連事業は、完成工事高が2,858億円(同13.2%増)と増加。完成工事総利益率は12.1%(同0.5ポイントアップ)となり、売上高2,771億円(同13.0%増)、営業利益258億円(同25.7%増)と大きく増加した。なお、東日本大震災による竣工・引渡し遅延等の影響はなかった。
 不動産事業は、分譲マンション売上計上戸数が6,822戸(同690戸増)となったが、マンション用地の売却減と、たな卸資産評価損約56億円の計上により、売上高586億円(同▲23.5%)、営業損失34億円(前期:営業損失15億円)となった。

 なお、次期については、震災の影響による建築資材価格の動向等を加味し、完成工事高が3,435億円、完成工事総利益率9.2%、完成工事総利益315億円にとどまる一方で、震災で着工を見送った物件を含め、上期竣工物件については竣工遅れや利益率の低下はないと予想。連結売上高4,950億円、営業利益230億円、経常利益180億円、当期純利益90億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。