積水ハウス・SI投資法人(SHSI)は16日、2011年3月期決算を発表した。
当期(10年10月1日~11年3月31日)は、営業収益34億6,200万円(前期比3.8%増)、営業利益16億5,500万円(同5.0%増)、経常利益11億4,400万円(同19.6%増)、当期純利益11億2,600万円(同20.0%増)、1口当たり分配金は9,793円(同1,633円増)。
今期は、10年10月に住居3物件(取得価格の合計33億4,000万円)、11年3月に住居1物件(同7億1,400万円)を取得。その結果、期末の保有資産は57物件(住居49物件、商業施設8物件)、取得価格の合計は1,039億7,400万円(住居749億1,600万円、商業施設290億5,800万円)となった。
住居については、物件特性に応じた適切な賃料設定を意識したシーリング活動を実施、期末の稼働率は96.2%を達成。商業施設は空室の解消には至らず、96.9%であった。
なお、東日本大震災による影響で、保有物件57物件中21物件の損傷または不具合が確認されたことにより、修繕費用として概算1,863万6,000円が発生する見込み。当期において、賃貸事業費用(修繕費)として194万2,000円を、災害損失引当金(特別損失)として166万9,400円を計上している。
次期(11年4月1日~9月30日)については、営業収益35億2,900万円、営業利益15億8,800万円、経常利益11億3,600万円、当期純利益11億3,500万円、1口当たり分配金9,870円を見込む。