不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/5/17

売上棟数減により減収も、コストダウン奏功し増益確保/ミサワホーム11年3月期決算

 ミサワホーム(株)は17日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は3,413億8,700万円(前期比▲3.5%)、営業利益は87億2,300万円(同変動なし)、経常利益は78億7,500万円(同2.1%増)、当期純利益は31億3,300万円(同2.9%増)。売上高は当初予想を下回ったが、コストダウン等の推進により増益を確保した。東日本大震災による物件引渡しの遅れにより、売上高で65億円、経常利益で15億円の影響があった。また、東北ミサワホーム(株)の社屋の被災等により4億円の特別損失を計上している。

 主力の戸建住宅事業は、新タイプの大収納空間「蔵」を設けた新商品「GENIUS 彩日の家」や低価格を実現した「JUST SMART」などを発売し、商品力を強化。売上高は1,952億円(同▲1.5%)となった。
 また戸建分譲事業では独自開発や提携法人とのタイアップにより環境価値、資産価値の高いまちづくりを展開。売上高は787億円(同▲12.5%)。資産活用事業では多彩はプランで敷地を有効活用でき、コストパフォーマンスの高い賃貸住宅「Belle Lead Fits」は発売するなど、土地オーナーに対する長期安定経営の実現を積極的に提案し、売上高692億円(同▲10.0%)を計上した。なお、今期の売上棟数は、注文住宅5,981棟(同▲5.4%)、戸建分譲787棟(同▲12.5%)、賃貸住宅509棟(同▲17.2%)となった。

 次期については、東日本大震災の影響により不安定な状況が続くものの、連結売上高3,700億円、営業利益100億円、経常利益90億円、当期純利益40億円を見込む。

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