オリックス不動産（株）は26日、同社が分譲する「サンクタス大津石山」（滋賀県大津市、総戸数173戸）と「エクステラス日生中央」（兵庫県川西市、総戸数210戸）が、スター銀行の新型リバースモーゲージ「充実人生」の対象となると発表した。同融資の対象となったマンションは、近畿圏で初めて。
リバースモーゲージは、民間金融機関での取扱いが少なく、対象物件も戸建住宅に限定されるなど、行政による福祉政策的な側面が強い。東京スター銀行も、戸建住宅と東京近郊のマンションのみをリバースモーゲージの対象としてきたが、両物件とも戸建住宅街を背景地に持つ駅前立地のマンションとして生活利便性が高いことに加え、バリアフリーやセキュリティ、省エネ等の利点から一次取得層だけでなく、住替えやセカンドハウスを検討する団塊世代や高齢者からの評価が高いことから、対象物件に加えることとした。
「サンクタス大津石山」は、JR琵琶湖線「石山」駅徒歩3分。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上15階建て。敷地面積は3,701.11平方メートル、延床面積は1万7,745.14平方メートル。専有面積は65.55～100.68平方メートルで、販売価格は2,330万～4,550万円。
「エクステラス日生中央」は、能勢電鉄日生線「日生中央」駅徒歩3分。ウェストテラスおよびイーストテラスからなり、いずれも鉄筋コンクリート造地上12階建て。敷地面積は1万3,384.62平方メートル。延床面積はそれぞれ9,835.50平方メートル、9,085.68平方メートル。専有面積は73.45～89.29平方メートルで、販売価格は2,170万～3,230万円。
オリックス不動産は、「リバースモーゲージを利用することで、住替えに伴う手元資金減少などのリスクを避け、顧客に安心を与えることができる」としている。
