不動産ニュース / 開発・分譲

2011/6/2

三井不動産などが参画、JR「飯田橋」駅前の複合再開発が着工

「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」外観完成イメージパース
「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」外観完成イメージパース

 飯田橋駅西口地区市街地再開発組合は2日、「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」(東京都千代田区)における業務・商業棟および住宅棟を起工した。

 同事業は、2001年旧東京警察病院の移転の決定を機に検討を開始。04年に準備組合を、10年4月に再開発組合が設立されたもの。JR中央線「飯田橋」駅徒歩1分、事業面積約2.5haの敷地に、業務・商業棟(鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上30階地下2階建て)、住宅棟(鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上40階地下2階建て、総戸数505戸)を建設する。前田建設工業(株)、鹿島建設(株)の共同企業体が施工。三井不動産(株)、三井不動産レジデンシャル(株)が参加組合員として、業務・商業棟、住宅棟の一部を取得。オフィス・店舗の賃貸事業・住宅一般分譲事業を行なう予定。

 業務・商業棟は、基準階約800坪の大規模なオフィスフロアとするほか、バンク貸しに対応する低層・中層・高層用やVIP用のエレベーターを設置。LED照明、太陽光発電、高性能Low-Eガラス、電動遮光ブラインド、高効率熱源システムなどの環境配慮設計を採用。地震エネルギーを吸収する制振ダンパー、必要機能維持を考慮した非常用発電機の容量設定、被災度判定システム等、災害対応スペックを導入していく。テナントスペース(約1,500坪)は、飲食店舗、オフィスサポート施設、スーパーマーケットなどを誘致する予定。

 住宅棟は、間取りが1LDK~3LDK。建物は「次世代省エネルギー基準」等級4(最高等級)に適合する高断熱仕様を導入したほか、エネルギー吸収能力を持つダンパーを組み込んだ制振構造とする。

 建物竣工は14年6月、グランドオープン(まちびらき)は同年10月を予定している。

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