(社)東京ビルヂング協会の中小ビル経営者協会は3日、レポート「続・中小ビル経営者ができる地球温暖化防止対策 実践編」を取りまとめるとともに、「エネルギー管理サービス(ECO-SAS)」を提供すると発表した。
実践編は、2010年6月に中小ビルの省エネ実態やテナントの省エネ意識を調査し、今後の取組みを提言した「続・中小ビル経営者ができる地球温暖化防止対策2010年版」の続編。「LEDランプによる照明の省エネ」と「EMS(エネルギー・マネジメント・システム)の活用による空調の省エネ」にテーマを絞り、費用対効果や導入にあたっての検討ポイントなどを具体的に提示している。
また、同協会では、賛助会員のパナソニック電工(株)の協力を得て、会員企業が所有・管理するビルのエネルギー使用状況の情報共有を図るため、(社)日本ビルヂング協会連合会のホームページを活用し、「エネルギー管理サービス(ECO-SAS)」を提供。
同サービスは、所有・管理するビルの年間エネルギー使用量やCO2排出量を管理できるほか、定期報告書、中長期計画書、エネルギー使用状況届出書などのデータをファイルとして出力でき、簡易省エネ診断にも活用できる。
同連合会は今後、会員企業の入力データなどをもとにエネルギーの実態調査に関する資料を定期的に作成・公開していく方針。
詳細は、同協会ホームページを参照。