トヨタホーム(株)とトヨタすまいるライフ(株)は3日、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選ばれている「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の中心となる実証住宅(スマートハウス)の販売を開始した。
同プロジェクトは、(1)家庭内におけるエネルギー利用の最適化、(2)低炭素交通システムの構築、(3)家庭外におけるエネルギー利用の最適化、(4)生活圏全体での行動最適化について、低炭素社会システムを構築・実証するもの。実証住宅では、省・創・蓄エネ機器を設置してデータを収集し、実証に役立てていく。実証期間は2011年9月~15年1月までを予定している。
今回、販売を開始した実証住宅は、全67区画のうち「Smart Community 豊田東山」(開発面積7,273.59平方メートル)内の8戸と「Smart Community 豊田高橋」(同1万259.23平方メートル)内の6戸。区画面積は168.16~240.84平方メートル。
実験期間中は、実証用機器としてプラグインハイブリッド車、電気自動車、太陽光発電、蓄電池、ヒートポンプ給湯器、専用のLED照明やテレビ、機器や設備を一括管理する「HEMS」などを無償貸与し、一部の機器については実験終了後も継続して使用可能とする予定。
販売予定価格は4,100万円台から。入居時期は11年9月からを予定している。