(株)矢野経済研究所が、住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。2011年1月から3月の期間に同社専門研究員が市場規模を算出、合わせて文献調査を行なったもの。
11年第1四半期の住宅リフォーム市場規模は、推計値で1兆517億円(前年同期比▲13.1%)と、2000年以降で3番目に低いスタート数字となった。東日本大震災による消費低迷に加え、建材・設備機器の搬入遅延をその要因に挙げている。
なお、第1四半期全体は厳しいスタートとなったものの、1・2月は好調であったこと、震災の影響から耐震化や太陽光発電への関心が高まっていることなどから、11年の住宅リフォーム市場規模は、5.7兆~6.0兆円と予測している。