不動産ニュース / その他

2011/7/8

JA三井リースと提携、開業医向けリース事業を展開/三井ホーム

 三井ホーム(株)はこのほど、JA三井リース(株)と提携。開業希望医師向けに診療所建物を賃貸する新たな事業、「開業まるごとクリニック」を開始する。

 三井ホームは、医院併用住宅や診療所の建築において、約3,000棟を超す実績がある。一方のJA三井リースは、2002年に立ち上げた無料クリニック開業支援サービス「Medit」で、1,000件を超える開業をサポートするなど医療法人向け建物リースで先駆的な取組み実績を持っており、新事業では両社の持つ医院開業ノウハウを融合。土地オーナー、開業希望ドクター双方にメリットのあるサービスを提案していく。

 「開業まるごとクリニック」は、土地オーナーとJA三井リースの間で、20~30年の事業用定期借地権を設定。JA三井リース所有の診療所を建築し、ドクターは定期建物賃貸借(10年)で入居する仕組み。賃貸借契約満了時に再リース(5年)を行なうことで、ドクターは開業15年後に建物の買取りあるいは再リースを選択することも可能。法人向けに事業用不動産のリース契約を行なう事業スキームはあったが、個人向けでは、国内初の取組みとなる。

 建物はリース会社が建築・所有するため、土地オーナーは建物への投資が不要となり、医院への賃貸契約は比較的長期であり安定した収益が見込める。一方、開業するドクターにとっては、開業時の初期投資額を低額に抑えることができる。三井ホームは、土地オーナーと開業希望ドクターのマッチングを含めた全体事業計画の企画立案と建物建築のトータルコーディネートを行なう。

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