

不動産フランチャイズのLIXILイーアールエー・ジャパン(株)は14日「2011年ERA30周年記念全国大会」を開催し、約900名の加盟店社員や関係者が集まった。
開会にあたり挨拶した同社代表取締役の安藤 進氏は「東日本大震災の影響で開催すべきか悩んだが、被災地の加盟店から大会の開催を後押しする温かい声をもらい、無事に開催ができた。ERAにはお互いの良いところを学ぶすばらしい文化がある。これを大切にしながらサービスを高め、エリアナンバー1に向け飛躍しよう」と語った。
また同氏は、日本の中古住宅のシェアが13.5%と欧米の70~90%に比べて低い現状に触れ「今後はリフォーム市場を柱に、とくに人材・教育の面で積極的に投資し、中古住宅流通の活性化を図りたい。また、エコ関連の住宅を浸透させるため、仲介会社が顧客の求める高い品質に応えるために何を提供すべきかを考える時期にきている」などと語った。
大会では、既存住宅再生のワンストップサービスとして、地盤・液状化の簡易調査やファイナンシャルプラン、リフォーム・リノベーション工事、瑕疵保険、フラット35への対応、アフターフォローの定期点検などを本部を通じ提供することを発表。また、集客面でのスマートフォンの対応強化やipadによる接客などシステム面の強化、研修やトレーニングメニューによる加盟店の業務サポートを行なうことなどが報告された。
そのほか、合同分科会として、質の高いサービスを実践している加盟店のCS改善の取組みの紹介や、成績優秀者表彰、元ソフトボール全日本五輪監督の宇津木妙子氏による特別講演などが行なわれた。