アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は22日、賃貸マンション16物件の資産の譲渡とそれに伴う2011年7月期の運用状況予想の修正を行なった。
成長戦略の一環として、将来の収益予想、資産価値の増減およびその予測、ポートフォリオ構成などを総合的に勘案し、譲渡に至ったもの。譲渡予定価格は合計で132億1,700万円。一部を有利子負債の期限前弁済に充当し、残額を今後の新規物件取得資金に活用する。
今回の資産譲渡に伴ない売却損および減損損失26億1,900万円を計上することから、11年7月期の運用予想を営業収益113億2,100万円(前回発表予想比0.8%増)、営業利益34億7,100万円(同▲38.4%)、経常利益14億7,500万円(同▲59.2%)、当期純利益14億1,500万円(同▲60.8%)、1口当たり分配金4,500円(同変動なし)とした。負ののれん発生益による余剰金を活用することにより、当該売却損の分配金に与える影響を吸収するため、1口当たり分配金は前回発表予想と同額となる。