旭化成ホームズ(株)マンション建替え研究所は25日、「10の実例に学ぶ マンション建替えレポート」を発刊した。マンション建替えを検討する管理組合や区分所有者に向け、同社が携わったマンション建替え事例における課題をとりまとめたもの。
同社は、2005年に竣工した「同潤会江戸川アパートメント」の建替え事業以来、業界トップクラスの10件(着工ベース)の事業を手がけ、実績を積んでいる。それらのなかで、権利者の意向や規模・立地・法規制などの課題を、建替えを検討する初期段階から合意形成に至るまでの総合的なサポートを実施。区分所有者の生の声を踏まえながら課題を解決してきた。これらの経験を周知することで、区分所有者の合意形成や権利者の経済負担など多くの課題のため、実現数の少ないマンション建替え事業が今後推進されていくよう、レポートとしてとりまとめた。
レポートでは、建物の老朽化と居住者の高齢化、そして建築規制による低い還元率などが課題となった「アトラス江戸川アパートメント」をはじめ、外部居住者の割合の多さが課題となった「アトラス野毛山」の実例など、10件それぞれの経緯と課題、それに対する同社の取組みなどを紹介している。
「旭化成の分譲マンションATLAS(アトラス)」ホームページで申込みを受け付け、無料で頒布していく。