三井ホーム(株)は26日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は304億8,400万円(前年同期比▲0.2%)、営業損失は51億2,700万円(前年同期:営業損失54億5,700万円)、経常損失は51億9,900万円(同:経常損失55億8,800万円)、当期純損失は21億1,400万円(同:当期純損失38億9,500万円)。売上高は、期首受注残高が前年を上回っていたものの、4月1日付けで三井ホームリモデリング(株)の発行済株式の一部を三井不動産(株)に譲渡し、三井ホームリモデリングが連結子会社から持分法適用関連会社となった影響などにより減収。
販管費の減少などにより、営業損失は前年同期比3億2,900万円の改善、経常損失は、同3億8,900万円の改善となった。また、三井ホームリモデリング(株)の株式譲渡に伴う関係会社株式売却益25億8,000万円を特別利益として計上したことにより、純利益を17億8,000万円の改善とした。
新築事業は、期首受注残高の増加により、売上高193億2,000万円(前年同期比3.7%増)を計上。売上高の増加および売上総利益率の改善などにより、営業損失は45億1,000万円(同2億2,900万円の改善)となった。
リフォーム・リニューアル事業は、住宅リフォームにおいて三井ホームリモデリングが連結子会社から持分法適用関連会社となった影響およびオフィス・商業施設リニューアルの期首受注残高が減少したことなどにより、売上高は40億5,100万円(同▲32.7%)。また、販管費が減少したことなどにより、営業損失は2億4,300万円(前年同期比900万円の改善)となった。
賃貸管理事業は、賃貸管理戸数が順調に増加したことにより、売上高43億9,600万円(前年同期比5.1%増)を計上。また、販管費が減少したことなどにより、営業利益は2億400万円(同24.4%増)となった。
なお、通期については、売上高2,340億円、営業利益48億円、経常利益49億円、当期純利益36億円を見込む。