不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/8/1

被災地での需要増え、建設事業受注高3割増/大東建託12年3月期第1四半期決算

 大東建託(株)は7月29日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,249億2,000万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は78億5,800万円(同▲12.5%)、経常利益は82億9,500万円(同▲17.7%)、四半期純利益は51億6,300万円(同▲11.1%)。

 主力の建設事業は、住宅エコポイント制度の短縮による工事着工の前倒しや東日本大震災被災地での完成工事高の確保により、受注工事高が1,440億2,500万円(同32.4%増)と大幅増となった。完成工事高は、752億8,200万円(同▲1.9%)と微減。完成工事総利益率は、前期比▲0.3ポイントの36.4%だった。

 不動産事業は、一括借上物件の増加に伴い、借上会社である大東建物管理(株)の家賃収入が増加したことなどから、売上高1,426億8,100万円(同7.1%増)となった。入居斡旋件数は4万7,823件(同9.7%増)、居住用物件への入居率は95.7%(同1.7ポイント増)だった。

 なお、震災により工事仕掛中の119棟のうち14棟が全損扱い、106棟が要修繕となったが、6月下旬で86棟の引き渡しを完了させた。また、震災復興支援として、応急仮設住宅の建設を475戸、行政借上住宅として同社管理物件提供を9県666戸、同社管理物件の無償提供を7県101戸でそれぞれ行なった。

 なお通期については、売上高1兆759億5,000万円、営業利益800億円、経常利益813億円、当期純利益480億円と予想している。

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