(社)日本不動産学会は12日、第18回日本不動産学会業績賞および第1回田中啓一賞の受賞者を発表した。
業績賞は、新機軸を打ち出した不動産事業や、それにかかわる制度の創設など、幅広い対象のなかから優秀な業績を表彰するもの。不動産開発事業者ばかりでなく、金融、流通、管理、調査、出版、情報、教育など幅広い不動産事業や関連制度を対象とする。また、田中啓一賞は今年度新たに設置したもので、同学会会員で学際的、実務的または不動産政策に積極的な活動をしている個人を春に、ユニークな活動を行なったと認められる団体を秋に表彰するもの。
今回の業績賞は、「実務指導事業」((社)神奈川県宅地建物取引業協会)、「パークハウス吉祥寺OIKOS」(三菱地所レジデンス(株)、(株)メックecoライフ)、「免震賃貸住宅の建設を通じた地域の防災性向上のための取り組み」(スターツCAM(株))、「集合住宅における低炭素社会に向けた先駆的な取り組み」((株)大京)の4件。
また、田中啓一賞は、業績賞を受賞した「実務指導事業」((社)神奈川県宅地建物取引業協会)と「免震賃貸住宅の建設を通じた地域の防災性向上のための取り組み」(スターツCAM(株))の2件。
表彰式は、15日に開催する同学会の秋季全国大会(会場:京都大学桂キャンパス)で行なわれる。