(株)リロ・ホールディングの子会社であるREDAC.Inc(アメリカニューヨーク州)は11月から、北米カリフォルニア・サンノゼ・シリコンバレー地区で日本企業としては初となるサービスアパートメントの運営管理を開始する。
REDAC.Incは、主に日系企業(現在、契約企業500社)の邦人駐在員を対象にサービスアパートメントの提供や生活サポート、日系企業の北米進出のサポートといったサービスを提供している企業。これまでアメリカ国内で7拠点で展開してきた。
現在、カリフォルニア・サンノゼ・シリコンバレー地区ではIT企業の進出などにより、日本からの駐在員や長期出張者が急増。そこで、同社ではこれをビジネスチャンスと捉え、8拠点目となるサービスアパートメントの運営管理を開始するもの。
同アパートメントは、キッチンの付いたアパートで海外にいながら普段の生活に近い状態で暮らせるもの。REDAC.Incのスタッフが問合せなどをすべて日本語で対応するほか、食事面においては、これまで7拠点での実績を踏まえ、これまで蓄積してきた邦人ならではの要望を生かして、現地のサービスアパートメントの食事との差別化を図っている。1日あたりの料金は、1ヵ月以上の滞在の場合で89ドル、1ヵ月未満の滞在で108ドル。
同社ではシリコンバレーにおけるサービスアパートメントの進出に留まらず、3年後には現在の200室を400室にまで増やし、北米における邦人駐在員および出張者の生活支援をさらに強化していく。