不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/11/1

主力の管理業が堅調に推移し、増収増益/東急コミュニティー12年3月期第2四半期決算

 (株)東急コミュニティーは28日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~9月30日)は連結売上高560億2,200万円(前年同期比3.0%増)、営業利益32億2,700万円(同▲4.5%)、経常利益33億1,400万円(同▲1.9%)、当期純利益18億7,300万円(同22.3%増)となった。

 管理業では、マンション管理において震災後の電力不足に対応した節電提案、管理組合向け災害対策ガイドによる防災用品などの提案、管理組合理事長セミナーの開催など、サービスの充実に注力。また、業務品質のよりいっそうの向上と価格競争力の強化に取り組み、既存契約の継続に努めるとともに、新規物件の受注にも注力し、売上高370億9,100万円(同3.4%増)、営業利益31億3,800万円(同3.1%増)を計上した。

 賃貸業では、既存テナントの満足度を高める運営を強化するとともに、物件特性およびマーケット環境を的確に捉えた戦略的な営業活動を展開し、稼働率の向上・維持に取り組んだ結果、売上高は匿名組合出資に伴う分配金収入が減少したこともあり88億5,200万円(同▲1.6%)、営業利益は9億5,200万円(同▲13.5%)となった。

 通期の連結売上高1,196億円、営業利益80億円、経常利益80億7,000万円、当期純利益45億7,000万円を見込んでいる。

 また同社は、11年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定。
 
 同計画では、マンション管理業においては品質・サービス水準の向上による顧客維持力強化や効率化、コスト削減による価格競争力を強化。ビル管理業では、管理実績を生かした再開発・PFI事業等の受注拡大や新規大型商業施設の管理開始による事業規模拡大および運営力の強化を図っていく。
 また、資産マネジメント事業における受注強化による事業拡大や、工事業における共用部工事の提案力向上と受注力強化に努めていく。
 
 13年3月期の損益目標は、売上高1,299億万円、営業利益92億円、経常利益92億円、当期純利益52億円。

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