日本ハウズイング(株)は10日、2012年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(11年4月1日~9月30日)は、連結売上高299億5,500万円(前年同期比8.5%増)、営業利益16億700万円(同21.7%増)、経常利益15億6,000万円(同23.9%増)、当期純利益8億3,200万円(同29.9%増)。管理ストックの拡充と各種コストの削減により増収増益となった。
マンション管理事業は、11年1月末に連結子会社化した(株)AKIコミュニケーションの収益が寄与したほか、国内および海外で管理ストックが増加。管理戸数は国内単体で36万9,390戸(前期比5,026戸増)、グループ全体で45万9,891戸(同6,496戸増)となり、売上高は173億1,200万円(同5.1%増)、営業利益は16億7,900万円(同6.8%増)を計上した。
ビル管理事業は、国内の既存契約先を中心に受託営業を展開したことにより管理ストックが増加。中国においても、11年度末に管理を開始した大型物件の収益が期初から寄与するなど順調に推移し、売上高は21億1,600万円(前年同期比2.2%増)を計上。営業利益は、外注費を中心とした管理コスト見直しが奏功し、1億5,400万円(同26.7%増)。
不動産管理事業は、ビル管理事業同様、既存契約先に対する積極的な営業活動を推進することで、解約防止のみならず新規受注を拡大したことなどにより、売上高19億7,100万円(同3.7%増)、営業利益2億2,000万円(同20.1%増)となった。
営繕工事業は、小修繕工事を中心に受注が順調に推移し、売上高85億5,500万円(同19.7%増)、営業利益6億600万円(54.3%増)。
なお通期では、連結売上高619億円、営業利益34億円、経常利益33億2,000万円、当期純利益17億8,000万円を見込んでいる。