不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/11/28

東京圏の物流施設、空室率改善基調に/一五不動産情報サービス調査

 (株)一五不動産情報サービスはこのほど、「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」(2011年10月)結果を発表した。延床面積または敷地面積が5,000平方メートル以上の賃貸物流施設を対象に、東京圏180棟と大阪圏43棟のテナント入居状況・空室状況を、実地確認およびヒアリング調査、四半期ごとに実施しているもの。

 東京圏の空室率は5.4%(前期比▲0.5ポイント)と改善。新規供給面積2万3,000平方メートルに対し、需要面積は6万平方メートルと上回ったことが要因。募集賃料は、1坪当たり3,910円(前期比0.5%増)とほぼ横ばい状態。需給バランスの改善はあるものの、新規開発の動きも併行して見られており、当面は横ばいの賃料動向が続くとしている。

 一方、大阪圏では空室率が3.6%(同▲0.4ポイント)と7四半期連続の低下。複数のマルチテナント型物流施設で稼働率がさらに高まったことから、需給改善へつながった。募集賃料は、1坪当たり3,200円(同変動なし)。同社は、大型クラスでは、需給改善が持続しているが、抽象クラスの物流倉庫は苦戦が続く物件も多く、軟調な賃料水準と分析している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆