不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は11月30日開いた研修会で、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」集計結果を報告した。調査は2011年6月21日~9月23日、有効回答数1,015。同協議会サイト、会員サイト、不動産情報サイト上で一般消費者向けに実施したもの。
冒頭挨拶した同協議会理事・加藤哲哉氏は「スマートフォンで物件を探すユーザーも出始めるなど、サイトでの家探しも時代に合わせて変化している。今後、アンケートについてもリニューアルしていきたい」などと話した。
その後(株)リクルート住宅カンパニーSUUMO編集長・池本洋一氏が、同アンケートの集計結果を報告した。
同調査では、ネットで物件情報を調べるにあたり、最も使用率が高かったのは「PC」の99.1%。「スマートフォン」は39.9%、「携帯電話」は44.4%だった。
携帯サイトを使用しない理由として、約半数(49.3%)のユーザーが「画面が見づらい」と指摘したが、これについて同氏は「スマートフォンの普及で解消される可能性もある」と述べた。PC利用の理由では、物件量・間取り図・写真などの「情報の豊富さ」が多数を占め、携帯およびスマートフォンの理由は「どこでも手軽に利用できる」が過半数を占めた。
そのほか、利用した不動産情報サイトの種類では、「不動産専門サイト」が最も高く7割を超え、2位「ポータルサイト」(55.2%)、3位「不動産会社のサイト」(21.4%)は減少基調だった。
同調査結果は、こちらのニュースにも掲載。