(株)ホームアドバイザー・オウチーノ総研は11月30日、東京の大学に通う大学生984人を対象にした、ひとり暮らしに関する実態調査結果を発表した。
調査対象者のうち、ひとり暮らしをしていたのは22.1%。その部屋選びにあたっては、55.6%が「ほとんど親が決めた」と回答。「親と相談して決めた」37%を含め、9割以上が親の意見を取り入れていた。費用についても、96.3%が引っ越し費用の全額を、91.7%が家賃の全額を親が負担していた。
また、「もっといろんな物件を見ればよかった」、「もっと早い時期に探せばよかった」など、現在住んでいる部屋に何らかの不満を感じている人が59.2%に達した。なお、最も多い賃料価格帯は6万円台の30.8%、平均家賃は6万3,000円だった。
同社は、今回の調査結果から、大学生のひとり暮らしは「大学入試後の短期間で部屋探しから引っ越しまでを済ます(=時間なし)」、「初めてのひとり暮らしがほとんどで経験や知識に乏しい(=知識なし)」、「金銭的に親に頼らざるを得ない(=金なし)」、「その結果、親に部屋を決めてもらう(=決定権なし)」という“四なし”が多くなると分析している。
結果の詳細は、ホームページ参照。