(株)東京カンテイは12日、2011年11月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同調査は、同社のデータベースに登録された首都圏・近畿圏・中部圏におけるファミリータイプ分譲マンションの月額募集賃料を行政区域単位に集計・算出し、1平方メートル単価に換算したもの。
首都圏の1平方メートル当たりの賃料は2,533円(前月比▲0.7%)と、4ヵ月連続で下落し、前年同月比でも▲3.0%と、下落幅が拡大。安定推移していた賃貸トレンドが緩やかな下落基調へと移行している。都県別では東京都が2,924円(同▲0.6%)、平均築年数がやや進んだ埼玉県が1,599円(同▲0.4%)と、共に前月から緩やかに下落した。
一方、神奈川県は横浜市や川崎市での強含みによって2,044円(同1.1%増)と、首都圏内では唯一の上昇となった。
近畿圏は1,718円(同▲0.8%)と1,700円台は維持したものの、1月に記録した今年の最低値(1,723円)を下回った。中部圏は1,498円(同▲0.4%)と、連続上昇していた前月からわずかに下落した。