東京建物(株)は12日、営業損失・特別損失の計上による2011年12月期業績予想修正を発表した。
収益性が低下すると見込まれる分譲マンション用地、ホテル・再開発事業に係る匿名組合出資等につき、同期に営業損失約130億円を計上。また、同社と連結子会社が保有する固定資産、投資有価証券等のうち収益性が低下すると見込まれるものについて、減損損失、投資有価証券評価損を特別損失として約650億円計上する。
これらを反映し、同期の連結業績予想は、売上高1,660億円(前回発表比▲12.6%)、営業損失20億円(同:営業利益250億円)、経常損失120億円(同:経常利益150億円)、当期純損失720億円(同:当期純利益60億円)と赤字転落となる見込みで、同期の配当金も無配となる。
なお、一連の経営責任を明確にするため、同社は12年1月から当面の間、取締役会長および代表取締役社長の月額報酬を50%減額、取締役月額報酬を10~40%減額する。