不動産ニュース / 開発・分譲

2011/12/13

大阪・淀屋橋で歴史的建造物の外壁保存したマンション販売/オリックス不動産

「淀屋橋マンションプロジェクト(仮称)」外観イメージ
「淀屋橋マンションプロジェクト(仮称)」外観イメージ

 オリックス不動産(株)は13日、歴史的建造物の外壁をそのまま保存・再利用する「淀屋橋マンションプロジェクト(仮称)」(大阪市中央区、総戸数60戸、他店舗1区画)の販売を2012年3月に開始すると発表した。

 同物件は、地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅徒歩3分に立地する、地上13階建てのマンション。建設地に残された建物は、東京駅や日本銀行本店などの設計を手掛けた建築家・辰野金吾氏により設計され、1918年に大阪農工銀行として竣工。繊維・アパレル商社本社として使用されていた鉄筋コンクリート造のモダンな建築物で、周辺景観の重要な要素となっていることから、外壁を保存しながら分譲マンションを新築することとした。

 保存にあたっては、外壁だけを残しながら、既存建物を解体し、補強後に外壁の下にレールを敷き込み、新築部分まで曳き込む「曳家工法」を採用。戦前からの歴史を背負ったアラベスク模様のテラコッタや壁コーナーの曲線美などを、創建当時のまま保存する。

 なお竣工は13年2月末、入居は同年3月末を予定している。販売概要は未定。

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