不動産ニュース / 仲介・管理

2011/12/16

入居者に「間取りライブラリー」サービスを提供/総合ハウジングサービス

「すまレピ」画面。簡単な操作で間取り変更や家具配置が立体的に把握できる。また、同じマンションの間取りはすべて確認できるため、棟内の住み替え時の間取り確認等にも活用できる
「すまレピ」画面。簡単な操作で間取り変更や家具配置が立体的に把握できる。また、同じマンションの間取りはすべて確認できるため、棟内の住み替え時の間取り確認等にも活用できる

 総合ハウジングサービス(株)は、管理物件の入居者向けサービスとして、住戸の間取りを自由自在にシミュレーションできる「すまレピ」の提供を、自社ホームページを通じて年内にも開始する。

 「すまレピ」は、(株)デザインクラブ(神戸市中央区、代表取締役社長・小川千賀子氏)が2010年春からディベロッパー向けに提供しているサービス。マンションの間取りを、メニュープランも含めすべてデータベース化し、その間取りを半立体で再現。インターネット上で、ユーザーが簡単に間取りを変更したり、家具配置を確認できるというもの。

 新築マンションの販促の一環として、大手ディベロッパーを中心に55物件に導入されてきたが、総合ハウジングサービスは、「管理物件の入居者が、ライフスタイルの変化に合わせ部屋の模様替えやリフォームを検討する際に活用してもらう」(同社代表取締役社長・皆見晴彦氏)ことを目的に、マンション管理会社として初めて導入する。

 同システムは、年内にも予定している自社ホームページのリニューアルに合わせ、入居者専用メニューとして導入する予定。ライフスタイルの変化が生じやすい築10年前後の物件を中心に、25物件に導入、順次拡大していく。また、グループ会社の総合地所(株)も、首都圏新築マンションの原則すべてに導入。データを総合ハウジングサービスに引き継いでいく。

 総合ハウジングサービスは、今回の「すまレピ」導入を「ホームページの閲覧率を高めるためのきっかけづくりの第1弾」(皆見氏)としており、今後、ホームページを介したサービスメニューの充実を図ることで、リフォームニーズや入居者支援サービスニーズの拡大につなげていく方針。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。