不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/12/22

管理事業を強化、13年10月期末で25万戸目標/エイブルCHINTAI HD

「さらなる成長を目指して、不動産管理事業は、契約獲得の強化や解約防止に努めていく」などと述べる(株)エイブルCHINTAIホールディングス代表取締役社長・平田竜史氏
「さらなる成長を目指して、不動産管理事業は、契約獲得の強化や解約防止に努めていく」などと述べる(株)エイブルCHINTAIホールディングス代表取締役社長・平田竜史氏

 (株)エイブルCHINTAIホールディングスは21日、2011年10月期決算説明会を開催した。

 当期(10年11月1日~11年10月31日)の連結経営成績は、売上高464億3,400万円、営業利益41億7,700万円、経常利益53億2,700万円、当期純利益76億6,400万円となった。売上高、営業利益、経常利益共に業績予想値を上回ったが、災害損失、孫会社の貸倒引当金、賃貸不動産の再評価等により合計11億4,900万円の特別損失を計上した結果、純利益は予想を下回った。

 主力の仲介事業は、更新手数料が予想値を上回ったものの、下げ止まっていた成約家賃が下期にやや落ち込んだ結果、売上高134億4,100万円(前年同期:142億2,200万円)となった。また、仲介関連事業は、下期以降、リフォームやリノベーションが堅調に推移すると共に、保険代理(継続)が前年を上回り、売上高は117億4,900万円(前年同期:120億3,000万円)となった。管理事業は期末管理戸数が前年比107.2%、約1万2,600戸増と堅調に推移し、売上高74億3,600万円(前年同期:71億700万円)となった。

 なお、次期については、売上高477億円、営業利益50億円、経常利益62億円、純利益32億円を見込む。

 12年10月期は、中期経営計画における2年目に当たり、コーポレートガバナンスの強化、不動産会社のM&Aなど行なっていく方針。1年目は経営基盤の足固めを行なってきたが、2年目は攻めへの転換とし、3年目に売上高600億円、営業利益80億円の達成を目指していく。
 また、コーポレートガバナンスの強化のため、社名を12年2月に「(株)エイブル&パートナーズ」に変更する。代表取締役社長の平田竜史氏は、(株)エイブル&パートナーズの社長に専念し、連結子会社の(株)エイブルの社長には現・同社取締役副社長の梁瀬泰孝氏が就任する。

 エイブルCHINTAIホールディングス代表取締役社長・平田氏は会見で「不動産管理事業は、業務効率の改善による契約獲得の強化や、品質向上による解約防止を行ない、13年10月期末で25万戸を目標にしている」などと述べた。

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