不動産ニュース / その他

2012/1/12

定借制度スタートから満20年。さらなる普及へ/首都圏定期借地借家権推進機構

「制度としては非常に優れている定期借地権のますますの普及に尽力していきたい」と語る稻本会長
「制度としては非常に優れている定期借地権のますますの普及に尽力していきたい」と語る稻本会長

 特定非営利活動法人首都圏定期借地借家権推進機構は、パシフィックセンチュリープレイス丸の内(東京都千代田区)の東急リバブル(株)コンファレンスルームにて、新年賀詞交歓会を開催した。

 開会にあたり挨拶に立った稻本洋之助会長は、「昨年挨拶をしてから早1年、思い返すと非常に複雑な思いだ。改正借地借家法の施行により定期借地権が誕生して、今年で20年。非常に良い制度であり、震災復興にも大いに役立つのは間違いないが、半面、被災地では資金がない、人出が足りない、とそれどころではない現実に直面しており、それを思うとまだまだ努力が足りないのではないかという反省の思いにもかられる」と心情を吐露。「しかし、気持ちを持ち直し、今年度も機構の皆さんの力を集約し、人々のために活動していきたい」と結んだ。

 続いて勝木雅治理事長による定期借地権制度をめぐる報告が行なわれた。勝木氏は「地価下落が続き、人口も今後減少に転じる今、土地は借りる時代になった。今後、定期借地権物件は増加していくだろう」と述べた後、現在茨城県中根金田台で開発が進められている緑住農一体型の定期借地権住宅団地を紹介。「定期借地権制度スタートから20年、その集大成ともいえるべき開発」として、詳細を説明した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。