国土交通省は、近い将来に予想される東京直下地震に向けて、地下通路への帰宅困難者の受け入れを検証する社会実験を行なうと発表した。
同実験は、JR「東京」駅を中心とする丸の内地区およびその周辺地区に滞留する帰宅困難者を地下通路に受け入れることの有効性と、地下通路空間を使用することによる諸問題への対処の検証を目的として実施するもの。実験期間は第1次実験が2012年1月27日16時30分~28日12時30分。第2次実験が2月17日16時30分~18日12時30分。
道路管理者、交通管理者、施設所有・管理者、行政などとの連携し、「帰宅困難者サポート実験エリア」を確保。サポートサービスを提供し、ヒアリングおよびアンケート調査を実施するほか、千代田区の地域防災計画への反映などを行なっていく。