不動産ニュース / IT・情報サービス

2012/1/30

首都圏新築戸建の成約価格、前年同月比12ヵ月連続上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける、2011年12月期の首都圏の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。調査対象物件は、登録物件が、新築戸建8,216件、中古マンション1,157件。成約物件が、新築戸建1,514件、中古マンション329件。

 新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,215万円(前年同月比4.4%増)で、14ヵ月連続のプラス。平均成約価格は、1戸当たり3,282万円(同4.0%増)で、12ヵ月連続のプラスとなった。比較的価格レベルの高い神奈川県の上昇、また、価格の高い東京23区で成約が大幅に増加したことによるもの。一方、東京23区では、5,000万円以上の物件の割合が低下しており、平均価格は2ヵ月連続で下落。前月比は2.0%上昇しプラスに、成約価格の平均は、登録価格の平均を2ヵ月連続で上回った。

 中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,343万円(同1.3%増)で、5ヵ月ぶりのプラスに。平均成約価格は、1戸当たり2,186万円(同▲0.6%)と5ヵ月連続のマイナスとなったが、価格の高い東京23区が上昇に転じたことから、下落率は0.6%にとどまった。前月比は5ヵ月ぶりにプラスとなったが、成約物件の平均価格は21ヵ月連続で登録物件の平均を下回った。なお、1平方メートル当たり成約価格は前年同月比4.9%下落、5ヵ月連続のマイナスとなった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。