不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/2/6

不動産賃貸・分譲事業ふるわず、営業収益約9%減/NTT都市開発12年3月期第3四半期決算

 エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は3日、2012年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12月31日)の連結業績は、営業収益955億7,200万円(前年同期比▲8.6%)、営業利益202億3,700万円(同▲4.7%)、経常利益157億3,200万円(同▲7.0%)、当期純利益142億7,500万円(同57.2%増)。最終利益の大幅増は、繰延税金資産および繰延税金負債の一部取り崩し・計上を実施したことによるもの。

 不動産賃貸事業は、「アーバンネット四条烏丸ビル」(京都市下京区)など11年3月期竣工物件や今期竣工物件の賃貸収入等があったものの、既存物件の賃料収入が減少。営業収益は683億6,400万円(同▲1.9%)、営業利益は220億1,400万円(同▲4.2%)となった。オフィスビルの平均空室率は、東京都心5区では2.0%、全国ベースでは5.7%。

 分譲事業は、過年度竣工マンションについて246戸を引き渡したが、引き渡し戸数の減少により、営業収益は152億8,200万円(同▲43.5%)、営業利益は8億5,200万円(同▲59.0%)となった。

 なお通期については、連結営業収益1,440億円、営業利益245億円、経常利益187億円を見込んでいる。当期純利益については、繰延税金資産および繰延税金負債の一部取り崩し・計上の影響で、前回発表比58億円増加の153億円に予想を修正した。

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