ミサワホーム（株）は4日、フジプレアム（株）と超軽量太陽電池モジュールを採用したオリジナル太陽光発電（PV）システムを共同開発。既築住宅向けに10日から全国（多雪地域を除く）で販売すると発表した。
これまで、既存住宅へPVを設置する場合、構造体の補強が必要となる場合が多く、このことが普及を妨げる一因になっていた。今回開発したPVシステムは、従来品と比べ同じサイズで重量を約2分の1軽量化。屋根材の種類に関わらず設置が可能となった。
採用したフジプレアムの太陽電池モジュールは、従来品がガラス（厚み3.2mm）とバックシート構造であるのに対し、厚みが0.8mmの化学強化ガラス採用で、モジュール重量の大半を占めているガラス重量を約2分の1に抑え、強度と軽さの両立に成功した。国際認証を行なう第三者機関IEC（International Electrotechnical Commission：国際電気標準会議）の品質基準に基づく荷重試験および衝撃試験をクリアし、「TÜV認証」を取得している。
設置費用は、1kW当たり56.7万円（税込）。
