不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/4/5

固定資産除去損等の特別損失計上で、最終利益9%減/イオンモール12年2月期決算

 イオンモール(株)は5日、2012年2月期決算を発表した。

 当期(11年2月21日~12年2月20日)の連結営業収益は1,508億8,600万円(前年同期比4.0%増)、営業利益406億5,600万円(同2.5%増)、経常利益390億4,800万円(同2.2%増)。地震保険受入など約22億円を特別利益として、東日本大震災による建物・構築物等の回復費用など約49億円を特別損失として計上し、当期純利益は203億5,500万円(同▲9.0%)となった。

 当期は、新たに「イオンモール甲府昭和」(山梨県)、「イオンモール大牟田」(福岡県)を3月に開設。9月には、活性化事業として複合型施設「広島イーストビル」商業棟のサティ退店跡に「広島段原SC」(広島県)を開設した。

 既存モールは、7モールが震災で建物・設備を一部損傷し休業したものの、早期にGMS「イオン」の営業を再開。専門店ゾーンについても、損傷による被害が大きかった「イオンモール名取」(宮城県)を除く6モールが、3月末までに営業を再開した。

 既存51モールの専門店売上は、3~4月度は震災後の消費抑制と一部モール休業の影響もあり、来店客数とともに前年実績を下回ったが、5月度以降は来店客数が増加。テナント約2万3,000店舗での統一セールも奏功し、既存51モールの専門店売上は前期比102.0%となった。

 次期は、営業収益1,640億円、営業利益435億円、経常利益410億円、当期純利益230億円を見込む。なお、同社グループは、同社および国内連結子会社の決算日を、13年2月期より2月20日から2月末日に変更する予定。

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