東京建物(株)、鹿島建設(株)、昭栄(株)、日本土地建物(株)、戸田建設(株)は5日、大規模複合ビル事業「中野セントラルパーク」(東京都中野区)のイースト(東棟)の竣工を発表した。全体の竣工は5月の予定。
「中野セントラルパーク」は、JR「中野」駅周辺の警察大学校等跡地エリアで開発を進めていたもの。エリア内ではすでに、東京警察病院が開業しているほか、明治大学、帝京平成大学、早稲田大学の進出も決定済み。今後は公共公益機能を備えた複合市街地の形成が期待されている。
同複合ビルは、イースト(東棟)、サウス(南棟)、レジデンス(住宅棟)で約1.5haの都市計画公園を囲むように配置。
イーストは、地上10階地下2階建て、敷地面積6,045平方メートル、延床面積3万9,025平方メートル。店舗(1階)とオフィス(2~10階)で構成され、基準階は有効面積約850坪の整形の無柱空間とし、免震構造を採用。7~10階には栗田工業(株)の入居が決定している。
サウスは、地上22階地下1階建て、敷地面積2万3,835平方メートル、延床面積15万1,523平方メートル。店舗(1~2階)とオフィス(3~21階)で構成され、制震構造を採用。約400人の収容が可能なコンベンションホールや5つの貸会議室、シャワールームやロッカールームを完備したランニングステーションなどを備えている。
レジデンスは、総戸数17戸の賃貸住宅で、地上5階建て、敷地面積937平方メートル、延床面積1,748平方メートル。
また、防災井戸、防災備蓄倉庫などを備え、周辺の災害支援機能向上にも貢献していく計画。