積水化学工業(株)住宅カンパニーは9日、「かげやまモデル」に入居する顧客を対象にした「かげやまモデル入居者アンケート調査(2012)」結果を発表した。
同調査は、「かげやまモデル」の満足度と効果の把握を目的に、「かげやまモデル」仕様居住者(2010年1~12月に契約)を対象に実施したもので、調査期間11年12月8日~12年1月10日、有効回答は216件。
「かげやまモデル」とは、子育て世帯への訴求強化の一環として、立命館大学教育開発推進機構・陰山英男教授とのコラボレーション「子どもが賢く育つ家づくりプロジェクト」により開発した住宅。(1)どこでも学習できる場所づくり、(2)生活習慣を支えるしかけ、(3)家族のコミュニケーションを演出するを特徴としている。
満足度については全体で「非常に満足」が30%、「まあ満足」が63%で93%が満足しているとの回答に。特に1年以上住んでいる顧客では、「非常に満足」「まあ満足」を合わせると、98%となった。
入居者の効果では、1位が「太陽光発電による省エネ・環境効果(環境教育)」で(「とても効果的」と「まあ効果的」の合計95%)、2位が「ドアのないオープンな大空間環境による家族のコミュニケーション効果(家族の交流)」(同94%)、3位が「遮音性と快適温度コントロールによる質のよい睡眠効果(睡眠の質の高さ)」(同92%)となった。
これまでと比較しての子供の生活変化については、7~9歳の小学校の低学年で「良くなった」との回答が目立ち、具体的な項目では、「お友達交流」と「好奇心」が85%、「食欲」が80%が上位を占めた。「学力」についても65%が良くなったと回答した。
また、顧客のうち母親の93%が「料理・家事・育児が楽しくなった」と回答。一方、父親も92%が「以前よりリラックスできるようになった」と回答した。