不動産ニュース / 開発・分譲

2012/4/11

「環境創造」「低価格」に高評価、東京・青砥の大規模マンション好発進/三菱地所レジデンス他

「ザ・パークハウス青砥」モデルルーム。デザイン監修を(株)サザビーの生活雑貨ブランド「アフタヌーンティー」が全面的に行なっている
「ザ・パークハウス青砥」モデルルーム。デザイン監修を(株)サザビーの生活雑貨ブランド「アフタヌーンティー」が全面的に行なっている
建設が進む「ザ・パークハウス青砥」外観。手前は中川河川敷で、国土交通省「桜づつみモデル」として、桜の植樹が進んでいる
建設が進む「ザ・パークハウス青砥」外観。手前は中川河川敷で、国土交通省「桜づつみモデル」として、桜の植樹が進んでいる

 三菱地所レジデンス(株)は10日、(株)新日鉄都市開発と共同で開発・販売している分譲マンション「ザ・パークハウス青砥」(東京都葛飾区、総戸数528戸)の販売状況を、報道陣に公表した。

 同物件は、京成本線「青砥」駅徒歩13分に立地する、地上20階建てのマンション。総開発面積約1万4,000平方メートルの建設地は、同区の地区計画エリア内に位置し、敷地東側を流れる中川沿いは国土交通省の「桜づつみモデル」として植樹整備がなされている。開発にあたっては、敷地北側約4,500平方メートルを公開空地として緑化するなど環境に配慮したほか、かまどスツールやマンホールトイレなどを設置することで、住民・地域住民の防災機能も強化した。

 住戸は、3LDK~4LDK、専有面積64~94平方メートル。逆梁工法による2,100mmのハイサッシュやディスポーザーなども導入。また、(株)サザビーの生活雑貨ブランド「アフタヌーンティー」が専有部・共用部のデザイン監修を行なっている。

 2011年10月からプレセールスを開始。12年1月のモデルルームオープンから3月末までに2,700件の問い合わせと、1,000組の来場者を集めた。2月から販売中の1期205戸は、販売価格2,718万~5,178万円、坪単価160万円。これまでに、150戸を販売した。都心10km圏の好アクセス、環境創造型の開発計画、大規模物件ならではの共用施設・サービス、最多価格帯3,400万円台という低価格などを背景に、地元ユーザーだけでなく、都内城南西エリアや神奈川エリアなどから広域集客に成功しているという。

 同日会見した三菱地所レジデンス執行役員城東事業部担当の南 伸一氏は「分譲マンション市場は回復基調にあるといわれているが、決して販売が楽になったとは思わない。当物件も、駅遠というハンデはあったが、都心への好アクセスや都内ファミリー物件が3,500万円台という低価格で、まずは成功物件の仲間入りができたと思う。われわれディベロッパーが注目しているのは、マンションユーザーのボリュームゾーンである一次取得者層が今後どう動くかということ。一次取得者層の底堅いニーズが確認できたことからも、シンボリックな物件となった」などと語った。

 同物件は、1期の販売好調を受け、5月にも2期販売を開始する予定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆