国土交通省は13日、2012年度第1回「住宅・建築物省CO2先導事業」の提案の募集を開始した。
同事業は、家庭部門・業務部門のCO2排出量が増加傾向にある中、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを公募、整備費等の一部を補助するもの。
特に東日本第震災後の厳しいエネルギー供給の状況下において、地球温暖化対策を後退することなく進めていくためには、住宅・建築物における省CO2対策を徹底して追求する必要があり、こうした問題意識に立った実効性の高い提案を積極的に募ることとした。
対象事業は、(1)住宅および住宅以外のオフィスビル等の建築物(以下、住宅・建築物)等の新築、(2)既存の住宅・建築物等の改修、(3)省CO2マネジメントシステムの整備、(4)省CO2に関する技術の検証の4つ。
(独)建築研究所が、学識経験者からなる住宅・建築物省CO2先導事業評価委員会による評価をもとに評価結果を国交省に報告し、これを踏まえて同省が採択を決定する。応募期間は5月31日まで(消印有効)。7月末までに採択を決定する予定。
応募書類の入手・問合せは、(独)建築研究所 住宅・建築物省CO2先導事業評価評価室ホームページを参照。