不動産ニュース / 開発・分譲

2012/4/24

日本初「戸別蓄電付き売電可能太陽光マンション」を竣工/タカラレーベン

「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」外観
「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」外観
マンション屋上に敷き詰められた太陽光発電パネル。戸当たり6枚が分配され、最大1.26kWを発電する
マンション屋上に敷き詰められた太陽光発電パネル。戸当たり6枚が分配され、最大1.26kWを発電する
外廊下のメーターボックス脇に定置される蓄電池。安全性とコストを考え鉛電池を採用。最大蓄電容量は4kWで、室内照明や冷蔵庫、パソコン・テレビなど最低限の電化製品を3時間可動できるほか、非常時は太陽光で発電した電力を直接蓄電し、使用できる
外廊下のメーターボックス脇に定置される蓄電池。安全性とコストを考え鉛電池を採用。最大蓄電容量は4kWで、室内照明や冷蔵庫、パソコン・テレビなど最低限の電化製品を3時間可動できるほか、非常時は太陽光で発電した電力を直接蓄電し、使用できる

 (株)タカラレーベンは、戸別に蓄電池・太陽光発電パネルを備え、売電を可能とした分譲マンション「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」(横浜市旭区、総戸数99戸)を竣工。24日、報道陣に公開した。

 同物件は、相模鉄道「鶴ヶ峰」駅徒歩27分の社宅跡地に開発した地上5階地下1階建てのマンション。マンションの屋上に、戸当たり6枚の太陽光発電パネルを搭載。最大1.26kWを発電し各戸に供給、余剰電力を売電できる。

 蓄電池は、安全性とコストに優れた鉛電池を採用し、メーターボックス上部に設置する。蓄電容量は4kW(過放電による故障を防ぐため、使用可能容量は2kW)で、室内のLED照明、冷蔵庫、パソコンなどを停電時に約3時間稼働できる。使用は「非常時」に限定し、停電を検知すると、蓄電池にため込んだ電力を使用するモードに自動的に切り替わる。災害時には、太陽光発電システムのパワーコンディショナーを「自立運転モード」にすることで、分電盤を通さず、太陽光発電から蓄電池への直接充電が可能。耐用年数は10年。

 太陽光発電パネルと蓄電池で、戸当たり約200万円のコストアップとなるが、創立40周年記念と「太陽光発電マンション」プロモーションを兼ね、コストアップ分は同社で負担している。

 住戸は、3LDK・4LDK、専有面積66~84平方メートル。販売価格は2,598万~3,688万円、坪単価138万円。2011年7月から販売を開始し、キャンセル住戸5戸を除いて完売している。同地では、6月に総戸数59戸のマンション、9月には戸建住宅36戸の供給が予定されており、いずれも太陽光発電と蓄電池を搭載する。

 同社は、他エリアでの供給物件にも、同システムを導入していく方針。

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