不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/4/26

首都圏新築戸建の成約価格、15ヵ月ぶりの前年割れ/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社のネットワークにおける、2012年3月期の首都圏の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。調査対象物件は、登録物件が新築戸建8,883件、中古マンション1,664件。成約物件が新築戸建2,221件、中古マンション537件。

 新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,200万円(前年同月比▲1.9%)と2ヵ月連続のマイナス。平均成約価格は、1戸当たり3,107万円(同▲2.1%)と下落し、15ヵ月ぶりのマイナスとなった。東京23区の成約が城東などの安いエリアに偏り、4,000万円台後半の成約が鈍化したこと、4ヵ月連続で上昇していた埼玉県が下落に転じたこと等が要因。なお、成約価格の平均は、登録価格の平均を5ヵ月ぶりに下回った。

 中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,154万円(同▲6.6%)と再びのマイナス。平均成約価格は、1戸当たり2,296万円(同3.4%増)とプラスに転じた。東京23区で3,000万円以上の物件の成約が増加、前年比12.0%、前月比21.2%の大幅上昇となったことが要因。他エリアでは、1,000万円未満の物件割合が10ポイント前後上昇、低価格志向が顕著に。成約物件の平均価格は、2年ぶりに登録物件の平均を上回った。1平方メートル当たり成約価格は36万6,800円(同3.8%増)で、8ヵ月ぶりのプラス。

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