不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/10

主力の建築請負事業など受注が好調に推移し、増収増益/旭化成ホームズ12年3月期決算

 旭化成ホームズ(株)は9日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は4,520億円(前年同期比10.4%増)、営業利益463億円(同27.0%増)といずれも過去最高となった。

 主力の建築請負部門は、2階建て住宅「へーベルハウス そらのま+」や、2.5階建てという発想の3階建て住宅「へーベルハウス スカイコテージのある家 天空こども城」を発売するなど、積極的な商品展開により受注拡大に努めるとともに、好調に推移した昨年の受注残を着実に竣工させたことから、受注高が前年同期比174億円増加の3,719億円(同4.9%増)、売上高が前年同期比375億円増収の3,396億円(同12.4%増)となった。

 不動産部門は、11年10月より、旭化成ホームズが手掛けていた開発事業を旭化成不動産(株)へ統合し、新たに旭化成不動産レジデンス(株)として営業を開始。建築請負における賃貸住宅の販売の順調な伸びを受け、一括借り上げ戸数が約4万3,400戸まで伸びたことなどにより、賃貸管理部門の業績が好調に推移。この結果、全体では、売上高130億円増の534億円(同32.1%増)、営業利益10億円増の25億円(同70.7%増)となった。

 また、リフォーム部門は、太陽光発電などの環境対応型商品を中心に改築・改装・設備系工事の受注拡大に努めたことで、受注高は前年同期比63億円増加の418億円(同17.8%増)となり、過去最高の実績に。売上高も前年同期比40億円増加の385億円(同11.6%増)、営業利益も12億円増加の49億円(同31.7%増)となり、いずれも過去最高となった。

 会見で旭化成ホームズ代表取締役社長・平居正仁氏は「新会社の不動産レジデンスは、順調なスタートを切ることができた。リフォーム事業も活性化して、非常にいい状態。今後も収益力を上げ、商品開発に努めていく」などと述べた。

 なお12年度の売上戸数は1万5,750戸(同5.9%増)、受注高は3,920億円(同5.4%増)を見込み、売上高4,820億円、営業利益500億円となる見通し。

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