不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/11

サービスフィー収入減少も、ITサービス原価率改善で減収増益/C21・ジャパン12年3月期決算

「不動産仲介とリフォームを組み合わせた“リボーン住宅”を展開することで、フィーの値引き交渉からの脱却を図りたい」などと語る同社代表取締役社長・三津川一成氏
「不動産仲介とリフォームを組み合わせた“リボーン住宅”を展開することで、フィーの値引き交渉からの脱却を図りたい」などと語る同社代表取締役社長・三津川一成氏

 (株)センチュリー21・ジャパンは11日、2012年3月期決算説明会を開催した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の営業収益は32億1,300万円(前年同期比▲5.7%)、営業利益は8億8,700万円(同6.5%増)、経常利益は9億5,100万円(同6.2%増)、当期純利益は5億2,300万円(同4.0%増)。

 東日本大震災の影響等による首都圏エリアの減収によりサービスフィー収入は24億8,500万円(同▲0.9%)に留まったほか、物件掲載サイトの主要運営会社が加盟店と直接取引となったため、ITサービスが4億8,100万円(同▲31.9%)と大幅減となった。しかし、ITサービスの原価率が改善され、増益を達成。期末加盟店数は首都圏427(同4店増)、関西圏248(同11店増)、中部圏57(同2店増)、九州圏52(同2店増)と全地域で純増の784店舗(同19店増)。

 説明会で挨拶した同社代表取締役社長・三津川一成氏は「パナソニック(株)と2月に業務提携を行ない、不動産仲介とリフォームを組み合わせた“リボーン住宅”を6月中旬より本格的に展開していく。競争が激化するなかでも、付加価値を付けることで、フィーの値引き交渉からの脱却を図る。物元への新たな切り口の実現を目指したい」などと語った。

 次期は、営業収益34億200万円、営業利益9億700万円、経常利益9億7,100万円、当期純利益5億7,800万円を見込んでいる。

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