住友林業(株)は11日、2012年3月期の決算説明会を開催した。
当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は8,318億7,000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益191億9,100万円(同34.8%増)、経常利益207億1,400万円(同45.8%増)、当期純利益92億7,100万円(同79.1%増)。
次期については、売上高8,450億円、営業利益225億円、経常利益230億円、当期純利益130億円を見込んでいる。流通事業を統一し、海外流通事業を木材建材セグメントへ変更。住宅事業と不動産事業を統合し、ストック住宅事業を強化していく。
木材建材事業は、市場の拡大が見込まれる環境資材や、リフォーム分野への対応を強化し、売上高4,000億円、経常利益44億円の見通し。住宅事業は、注文住宅事業では大都市圏のシェアアップ、被災地の復興需要対策などを実施。ストック住宅事業では、リフォーム事業を含めたストック住宅事業を拡大し、木化事業は木質資源の用途拡大を推進するなど、売上高4,300億円、経常利益237億円を見込む。
海外事業は、不振事業の早期立て直しと新規事業の成長を加速させ、売上高400億円、経常利益▲14億円の見通し。
説明にたった同社代表取締役社長の市川 晃氏は「コア事業の木材建材事業と新築注文住宅事業は、安定収益として、今後も継続的は事業拡大を目指す。リフォーム事業の拡大や海外事業の損益改善により、2期連続で経常利益200億円超を狙っていく」などと述べた。
※なお、同社12年3月期決算の詳細については過去のニュースを参照。