(株)不動産経済研究所は17日、4月の首都圏マンション市場動向を発表した。
同月の首都圏マンション発売戸数は4,211戸(前年同月比81.7%)の大幅増。東日本大震災の反動増と、超大型物件の販売開始によるもの。売れ行きも好調で、月間契約率は81.7%(同5.7ポイントアップ)と、実に14ヵ月ぶりに80%を超える高水準を記録した。
1戸当たり販売価格は4,414万円(同▲5.3%)と下落、1平方メートル当たりの単価は62万円(同▲5.4%)とともに下落した。販売在庫数は5,089戸で、前月末比で36戸の減少となった。
即日完売物件は、「プラウドシティ船堀1期」(東京都江戸川区、155戸、平均価格5,132万円、平均1.15倍、最高3倍)など19物件1,059戸。20階以上の超高層物件は20物件458戸、契約率は73.4%だった。
なお、5月の発売戸数は5,000戸の見込み。